さつまいも農家 blog

山形県酒田市でさつまいもを作っている農家の日記です。

日記を始めた理由⑦

こんにちは。酒田市の阿部です。
 
今日の酒田は最高気温7℃でしたが、ずいぶん暖かく感じました。
作業中は汗だくにもなり、ようやっと春到来という感じです。
 
さて、日記を始めた理由の続きです。
 
いろんな自治体の食料品と農業の移輸出の額を並べるだけ並べて、何が言いたいの?と突っ込まれそうです。
 
ハイ、私がなにを問題視しているのか。
食料品と農産物の移輸出額を足して、それを人口で割ってみましょう。
ドン。
 

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資料:各省庁公表数値、データ等をもとに著者作成

 

 

いかがですか。

酒田市は、農業による外貨獲得はそれなりに多いものの、食料品の移輸入が多すぎせいで、移輸出による経済効果が極端に薄いんです。
酒田市と比較して、庄内町遊佐町寒河江市天童市、また、人口が酒田市の1/30以下である群馬県川場村などは、農業の移輸出額そのものは酒田市の半分程度かそれ以下であるにもかかわらず、食料品も移輸出超過で、相対的に効果が高い。
サンプルをこれだけで判断は出来ませんが、ここであげた例から見る限りでは、どうやら、農業の移輸出額と食料品の移輸出額の多寡に相関は無いと言えそうです。
どうやら、食料品の移輸入の多さの裏には、別の問題も横たわっているような。。
 
そのあたり、また次回考えてみたいと思います。