さつまいも農家 blog

山形県酒田市でさつまいもを作っている農家の日記です。

日記を始めた理由⑱

こんにちは。酒田市の阿部です。 

 
こちら酒田市はようやく桜が満開となりました。
昨年は4/9に満開だったので、今年は遅いですね。
皆さまのところでは如何でしょうか。
 
何日か日記を休んでいるあいだに何をしていたかと言えば、大雪で作業が追いつかず畑に残したままとなっていたあさつきの掘り取り作業をしておりました。。。
出荷できる期間は既に終了しているため、掘ったあさつきはそのまま廃棄。。。
つまりここ数日の作業はある意味敗戦処理でして。。。
なにしろこの冬は、ここ15年ぐらいで一番の降雪量だったようで、その影響をモロにくらってしまいました。。。
でもそんな大雪のシーズンほど出荷時の価格は良いと。。。
悩ましいもんですね。
 
さて、さつまいもの苗は無事に最初のピンチをすることができました。
ピンチが分からん方は前回の日記をどうぞ。
 
さつまいも、なんだかんだで畑に苗を植えるまであとひと月。
紅はるかの苗は伸びるのが遅いとは聞いていましたが、本当に遅いようで。
同じウィルスフリー苗でも紅あずまのを購入した近所の先輩は、既に2回ピンチしたと。
紅あずまは早生とはいえ、こうも違うものなんですね。
 
 
さて、日記を始めた理由の続きですね。
シビックプライドですね。
お伝えした相模原市の条例はお読みになりましたか?
 

 
シビックプライドとは謳ってないですが、似たような条例として愛知県豊田市の「WE LOVE とよた」があります。
 

 
お読みになった感想、どうですか?
 
シビックプライド、自分で述べておいてなんなのですが、条例まで設定することに関しては、正直、違和感を感じる方もいるのではないでしょうか。
正直、私もその一人だったりします。
だって、「市民の皆さんが市のことをもっと好きになってくれることを行政は応援します!」といわれて、ピンときます?
もちろん、条例の目的達成のため様々施策は打たれることになるので、まったく効果がないとは言いませんが、本来的にこういうのって、ニワトリたまごの話じゃないか、と思うワケです。
 
さらにいえば、この条例、数値目標とか、立てにくいでしょ。コレ。
というか立てられないでしょ。
なにを持って目的達成というんでしょうか?
別に、全ての行政施策に数値目標が必要だとは言いませんが、少なくとも条例文読む限り、そのあたりのことを推し量ることは私にはできませんでした。
 
まぁ、、、私が相模原市民なら、また曖昧なことに税金使いやがって、、、と思うかもしれません。
過激な言い方はお赦しいただくとして、フツーに民間で仕事してる人ならそう思いませんか?
アレですかね? もっとフツーの(というと語弊がありますがスルーしてください)市民は、こんな条例、わたしの街でもやってほしい!とか思う方もいるんでしょうか?
どなたか、教えてくださいw
 
とか言っていると、
じゃあお前がいう、食料品の移輸入過多の解消の鍵としてのシビックプライド云々てのは何なんだ?
という疑問が飛んでくることになります。
 
ハイ。
私がいうシビックプライドとは、市民が、地元のもの(産品やサービス)を、フツーに好きでいること、愛していること、買っていること、との状態を言っています。
と言っても、なにがなんでも地元のものファーストであるとの意味合いではありません。
 
こう言うと、は?フツーに地元のもの使ってます(買ってます)けど何か?
という疑問が飛んでくることになります。
 
何度も言うように、ここで私が述べているのは、市町村単位での総量のことです。
ですので、酒田市における食料品に関しては、市民が地元のものを選んでない、外にも売ってない、ということが証明されてしまっています。
他で出来ている市町村はいくつもあるので、これはもう認めるしかないワケです。
残念ながら。
 
じゃあどうすりゃいーの?と。
 
次回以降考えてみたいと思います。
 
 
♪BGM♪
 
この4月、J-WAVEに復活したSOIL社長の新番組で知った曲。
アーティストのことはよく知りません。
この曲を聴きながら、以前富田ラボ氏が細野さんとの対談の中で言っていた、
「ブームが終わってもずっとその音楽をやっているアーティストが気になる」
という言葉を思い出しましたw