さつまいも農家 blog

山形県酒田市でさつまいもを作っている農家の日記です。

日記を始めた理由⑬

こんにちは。酒田市の阿部です。
 
今日の酒田は穏やかに晴れた気持ちの良い一日でした。
まだまだ寒いですけどね。
東京はみぞれが降ったとか。
変な陽気ですなー
 
 
前回、さつまいもの生産者が集う組織を設立したこと、そこでの顧客創造の話をしました。
誰にどんな価値を提供するか、ですね。
ちなみに、前回触れた「もしドラ」で野球部マネージャーである主人公が定義した高校野球(というコンテンツ)の顧客は、野球部員、親、先生、学校などでした。
その活動により、誰がより幸せになるのか、との視点による顧客の再定義を主人公は行ったワケです。
これはなかなかの慧眼かと。
顧客に野球部員も含まれる、というのが、私的にツボでして、引き込まれて一気に読んでしまいました。
しつこいですが、まだの方、ぜひw
 

 
 
で、我々の組織です。
結論から言います。
我々の顧客は、「地域」です。
我々の活動を通じて、地域(この場合酒田市、ですね)を以前より良い状態にしたいと考えています。
 
では、「良い状態」とは具体的に何を指すのか。
「地域にとっての良い状態」といっても、正直、人により異なります。どの視点で考えるか、にもよります。
生産者である我々にとっての理想の姿を定義する必要があります。
どんな地域であってほしいか、ですね。
 
それが、この日記のこの回で述べた姿です。
大事なところなので改めて記述します。
 
①地元資本の加工品メーカーがそこそこ多く、域外へもしっかり販売していて、
②域外資本に対抗できる、集客できる地元資本の食料品店があって、
③地元のモノを選びたいという消費者マインドが強い
 
これが、生産者である我々が理想とし目指していきたい地域の姿です。
 
繰り返しますが、なぜ酒田市は農業生産が盛んな地域であるのに関わらず、食料品の移輸入過多なのか。農産物で立てた移輸出を食いつぶしているのか。
なぜ酒田市より低い農業産出及び移輸出であるにもかかわらず、食料品の移輸出に繋がっている地域があるのか。
 

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資料:各省庁公表数値、データ等をもとに著者作成
 
 
なにか、構造的な問題がありそうですね、という投げかけまで以前しましたので、
そのあたりついて、引き続き考えていきたいと思います。
 
ちなみに、比較であげた市町村は、こんな理由でした。
今一度ご参照ください。
 
 
♪執筆中BGM♪
 

 

 

ロン・カーターのベースは良いなぁ。。。

だけじゃないですけどね。